資産形成の鉄則 ゴールデンルール Golden rules for Asset Management/investment

【在日外国人向け】 資産形成/投資ノウハウ  Asset Management Knowhow for foreigner in Japan

将来や老後に不安を感じて、資産形成や投資をはじめようと考えている方も多いと思います。

特に日本においては、今までのようにがんばって働いて貯金しても、将来が必ずしも明るいとは限らなくなってきています。

私は、何度か外国人向けに積立てNISAのセミナーを開いたことがあります。
みなさん、資産形成や投資に大変興味があることが分かったのですが、
「簡単に手っ取り早くお金を増やす方法」のように誤解している方が多いと感じました。

ここでは、資産形成において重要だけどシンプルな考え方について、初心者向けにお話します。

この記事を読んで欲しい人

  • 将来や老後の準備を今からしたい方(将来への不安がある方)
  • 資産形成をはじめたいけど、どうすればいいか分からない方
  • 投資初心者の方(投資はよく分からないので、なるべく簡単に理解したい人)
  • 在日外国人の方 ⇒ This page has other language!

※日本には便利な制度がありますが、日本人でも難しく、理解している人は多くありません。
外国人の方にも分かりやすく解説します。分かりやすい説明を心掛けている為、もちろん、日本の方でも参考になります。

この記事を読むと分かること

  • 資産形成をする上で心構え、鉄則(ゴールデンルール)
  • そのルールは簡単で誰にもできること

では、そのルールとはどんなものでしょうか?

資産形成の鉄則(4原則)

  1. 基本は「積立て投資」
  2. 選ぶべきは、「インデックス投資」
  3. できるだけ早くスタートすること
  4. 何が何でも絶対に長期継続!

1つづつ見ていきましょう!

基本は「積立て投資」

給料をもらって、余ったお金を貯金や投資へ使おうと考える人が多いと思います。

ですが、たいていの場合は、給料日前にはほとんど給料が残ってない場合が多く、いつまでたっても投資を始められないことが多いのではないでしょうか。

「パーキンソンの法則」というものがあります

「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」という法則です。

何も対策をしなければ、次の給料日までに給料のほとんど全部を使ってしまい、貯金はほとんど残らないということです。

これはあなたの意思が弱いとか、あなたの性格が資産形成に向いていないという訳ではなく、人間誰もが持っている性質なのです。

ではどうすればいいか?

その答えが「積立て」になります。

つまり、給料が入って使ってしまう前に、既に積立て投資に回してしまうというやり方です。

給料日の翌日などに積立て日を設定しておくことで、必ず優先的に積立てが行われるので、使ってしまい投資ができなくなる心配がなくなります。

そんなことをしたら生活が成り立たないのでは? と思うかもしれませんが、積立て額をかなり大きくしない限り大丈夫です。

実はこれも先ほど話したパーキンソンの法則を使っていることになります。

つまり、予め収入から積立て分を先に引いてしまえば、実質的な収入は残った分になりますので、その金額で生活するようになります。

選ぶべきは、「インデックス投資」

投資先や投資方法はかなりたくさんありますが、ここでは積立て投資に適している「投資信託(ファンド)」についてお話していきます。

***どのような投資先があり、どのような特徴があるかを知りたい方は以下リンクを参照。

 内部LINK参照 ⇒ 3. 資産形成の基本を理解しよう ***

投資信託には大きく分けて3種類あります。

  1. インデックスファンド:特定の市場指数(例: 日経平均株価、S&P500等)に連動する銘柄を選んで投資。
  2. アクティブファンド:ファンドマネージャー(プロ)が市場分析を行い、選んだ銘柄に投資。文字通り積極的な運用。
  3. バランスファンド:株式、債券、金融商品など、複数の資産クラスに分散投資。リスク分散を図った運用。

前述のとおり、この中で選ぶべきは「インデックスファンド」です。

その理由は、

  1. 手数料が一番安い
  2. アクティブファンドはプロが運用しているが、インデックスファンドの勝率の方が高い(過去の統計から、約80%の確率でインデックスファンドの運用成績が良い)
  3. バランスファンドは文字通りバランスを取ってリスク分散をしていますが、言い方を変えると、リターンは低くなる可能性が高いということです。また、プロの方がバランスを考えている為、その分手数料も高くなってしまいます。

できるだけ早くスタートすること

利息(利益)の増え方には主に2種類あり、「単利」と「複利」になります。

後者の「複利」の力を使うことで、加速的に資産を増やすことができます。

その違いを簡単に説明すると、下図のように単利の場合は、元本のみに対して利息が計算されますが、

複利の場合は元本に加え、分配金(利息)も再投資に使われる為、長期間になればなるほど、単利の場合にくらべ貯蓄が増える可能性が高くなります。
いわゆる「雪だるま式」に資産が増えていきます。

ですが、その「複利の力」を十分に活用するには長い時間が必要になります。

なので、早くはじめて、できる限り投資期間を長くする必要があります。

何が何でも絶対に長期継続!

長期継続するためには、以下のマインドセットが必要になってきます。

  • 投資商品の価値が変動するのは当たり前のこと ⇒値上がり、値下がりは当たり前
  • 自分が投資している商品の価値が下がったり暴落しても、絶対に売らないこと! ⇒むしろチャンスと捉えること!(同じ金額でたくさん買える)
  • 今現在下がっていたとしても、市場は成長していくので、将来的には必ず上昇すると信じること

そして、ここでの長期継続とは15年以上の継続となります。

その理由は、15年以上継続することで、統計上マイナスになる確率はほとんどなくなる為です。

値下がりや暴落が気になる方の長期投資のコツは、

スバリ「一度投資商品を決めたら、その後は頻繁に確認しないこと。ほったらかしにすること」です。

これらに合った投資方法は?

それはスバリ「積立てNISA」「iDeCo」です。

なぜかというと、税制優遇が受けられからです。

通常は利益に対して20.315%の税金がとられてしまいますが、これらの制度の場合は非課税つまり、20.315%の税金がかからないことになります。

例えば、投資で100万円の利益が出た場合で考えてみましょう

  • 通常:約20万円が税金として徴収されるため、受け取れるのは80万円
  • NISAの場合:非課税なので、利益100万円はそのまま受け取れる!

今すぐNISAやiDeCoをはじめたい方 ⇒ 証券会社口座開設 (To be updated the LINK)

※口座開設は無料です。インターネットから開設可能なので是非すぐはじめてみましょう!

NISAやiDeCoについてもっと知りたい方 ⇒ 積立てNISAの解説、  iDeCoの解説

貯金の重要性を理解しよう

緊急時の備え として、ある程度の貯金を確保した上で投資することをおすすめします。

急な医療費や突然の失業に備えて、緊急時の備えとして貯金をすることは非常に重要です。

その理由は、もし貯金がほとんどない状態で投資していた場合、緊急時に投資を解約してお金を作らなければならない為です。

せっかく増えてきた投資商品を解約してしまっては元も子もありません。

また、解約するタイミングで投資した商品が暴落していた場合、かなりの損失になってしまうばかりか、将来受け取るはずだった大きな利益まで失ってしまうことになります。

つまり、ある程度の貯金がないと投資商品を現金化するタイミングをコントロールできないということです。

では、どのくらいの貯金が必要?

普段の生活費の3〜6か月分を確保することを目指しましょう。(余裕のある方は、1年分を確保することをお勧めします。

 ・生活費が20万円の場合 ⇒ 60~120万円(余裕があれば240万円)

 ・生活費が30万円の場合 ⇒ 90~180万円(余裕があれば360万円)

逆に言うと、これらの生活費を確保した上での余剰資金を投資へ使うようにすることをお勧めします。

では、「貯金がないと始められないの?」と思うかもしれませんが、積立てNISAやiDeCoは少ない金額から始められます。

月1,000円からや、一日100円からのように、少ない金額からスタートできます。

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まとめ

  1. 資産形成のゴールデンルールは、できるだけ早く「インデックス投資」を「積立て投資」して、「何がなんでも長期継続(15年以上の継続を目指す)」すること
  2. それらを始めるうえで、税制優遇が受けられる「積立てNISA」や「iDeCo」がお勧め
  3. 長期継続するために、生活防衛費として生活費の3~6ヵ月分を準備(貯金)しておくと良い
  4. 今現在貯金が少なかったとしても、まずは少ない金額から「積立てNISA」や「iDeCo」をスタートするのがお勧め

将来へ向けての資産形成の為に、今から「積立てNISA」や「iDeCo」をはじめましょう!

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 投資は早く始めることが肝心です。

NISAやiDeCoについてもっと知りたい方 ⇒ 積立てNISAの解説、  iDeCoの解説(To be updated the LINK)

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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